2008年度第2回研究会議事録
日時:平成20年6月21日(土)午後1時−4時
場所:兵庫県立大学地域ケア開発研究所 会議室
- 研究報告
テーマ:「ブルキナファソ農村部における保健医療従事者の妊娠中のケアに対する認識と活動」
報告者:原田恵美さん
- 第49回国際保健医療学会自由集会の担当者について
担当者:坂本、呉、黒瀧
テーマは、本研究会の今年度のテーマ、「国際看護教育のあり方」に関したもの。
- 研究テーマ「国際看護教育のありかた」の検討
・ 背景:厚労省の看護基礎教育の充実に関する検討会で、看護の統合と実践分野ができ、「国際社会において、広い視野に基づき、看護師として諸外国との協力を考えることができること等の内容を含むとした。」という方針となった。各学校が国際看護の教育に取り組むことになる。
・ 現在の看護系大学での国際看護教育についての現状を大学のHPのカリキュラム、シラバスから情報を収集し、その結果の概要を説明した。
私立大学で実施していることが多く、選択科目として、4回生時に教育を実施していることが多い。講義形式だけ ではなく、演習やスタディ・ツアーなどの方法で教育している大学もあった。内容は、世界の健康問題につい て、他国のシステムについて、途上国の健康問題について、在日外国人の健康問題について、などさまざまであ り地域性も見られる。
・ 本テーマへの取り組みに対するアイデア(ブレーンストーミング)
・ ディスカッションのまとめ
看護基礎教育の中で、国際看護の「何を教えたいのか?何を伝えたいのか?方法として何が必要か」、学生側が 「何を学びたかったか?」「どう学べるのか?」「教える人」「学生」「協力に出かけた人」のそれぞれの立場で 考えていく。
・ 次回の研究会で検討すること
次回の研究会には、学生たちにも参加してもらう。国際協力の経験者たちは「こういったことを学びたかった」 について整理してくる。教育側は教える場合のコンセプトをまとめてくる。
- 次回研究会 平成20年9月6日(土)午後1時から〜4時 近大姫路にて
- 次回の研究報告予定
那須さん(外国人支援者は捉えた看護師の対応−看護師の適切な対応方法の検討−)
加藤さん(インドネシア・南スラウェシ州での青年海外協力隊の活動報告)